新型コロナウイルスの影響によって、中断されているプレミアリーグ。
リヴァプールの悲願だった初優勝の行方がどうなるのかも不透明な状況だ。ただ、2位との勝点差は25ポイントもあるため、このまま優勝を認めるべきという声もある。
その一方、宿敵マンチェスター・ユナイテッドの元守護神ピーター・シュマイケルは違う意見のようだ。
『Mirror』によれば、リヴァプールがタイトルにふさわしいことは認めつつ、こう述べたという。
ピーター・シュマイケル
「議論の余地はない。彼らは25ポイント差をつけているって?
彼らにとっては本当に本当に悲しいことだが、(シーズンを)完了させなくてはいけない。
優勝したと言うためには、勝ち取らなければいけない。
もし自分がリヴァプールだったら、(優勝を)与えるだろうか。
(シーズンを打ち切った)ベルギーではクルブ・ブルッヘに(優勝を)与えた。
どれほど自分たちが本気で優勝したいのか?
もし自分がリヴァプールだったなら、自分に(優勝を)授けたのかは分からない。25ポイント差があってもだ。
自分が勝ち取った最高の結果のひとつが、1992年のEUROだ。
(取り巻く状況が)同じではないことは分かっているが、似たようなものだ。
我々は予選突破すらしていなかったが、ユーゴスラビアでの内戦によって出場すると優勝までした。
自分が成し遂げた最大の成果のひとつだ。だが、我々は勝つためにプレーをした」
1992年のEUROでは、出場権を剥奪されたユーゴスラビアの代替出場だったデンマーク代表が初優勝。当時のメンバーだったシュマイケルからとすると、優勝はあくまでも最後までプレーした結果としてあるものということだろうか。
そのシュマイケルがプレミアリーグで自らゴールを決めた伝説シーンがこれ。
Peter Schmeichel = fox in the box 🦊#OnThisDay 1️⃣6️⃣ years ago, @AVFCOfficial had an unlikely goalscorer... pic.twitter.com/Di4E0KHg1p
— Premier League (@premierleague) October 20, 2017
これはアストン・ヴィラに所属していた2001-02シーズンの得点。プレミアリーグでは彼を含めて得点を決めたGKは5人しかいないとか。
シュマイケルはこの後に宿敵シティに移籍して引退している。