新型コロナウイルスの発信源となった中国だが、感染者は減少傾向にあるとされ、サッカーリーグ開幕も近いとの話もある。
そうしたなか、広州恒大FWユー・ハンチャオがチームから解雇された。
33歳の彼は2015年と2019年のアジアカップに中国代表の一員として出場した選手。昨年のACLではサンフレッチェ広島戦で2アシストも記録している。
『明報』などによれば、彼が車のナンバープレートを偽造する様子がネット上に拡散されていたという。
それを調査していた地元警察が15日間の拘禁、12ポイントの運転免許違反、5000元(7.6万円)の罰金を科すと発表。これを受けた広州恒大は、違法または犯罪的行動を犯した者は追放するという規定に違反したとして、ユー・ハンチャオを追放したとのこと。
当初彼は自分ではなく何者かによってナンバープレートは改竄されたと主張していたものの不法行為を認めたそう。ネット上に拡散されたという問題の映像がこれだ。
これはあまりに大胆…。真昼間に公衆の面前でプレートをイジっている。どうやら、Eの一部分を塗りつぶして、Fにしていたようだ。
なぜ偽造をしたのかについてはいくつかの可能性が指摘されている。
広州は広東省以外の車のオーナーに対して、4日運転した後は4日間停車しなければならないという施策を科しているそう(広州は広東省の州都)。彼の住民票は広州ではなく大連(遼寧省)だったという説。
もうひとつは、住民票は広州に移したものの、車種が古すぎて排ガス規制をパスできず、広州の車検を取得できなかったという説だそう。彼が住む珠江新城は制限区域で「4日運転・4日停車」に違反した場合はペナルティを受けることになっていたというが…。