イングランド・プレミアリーグの名物MFとして知られたジョーイ・バートン。エネルギッシュで闘争心あふれるプレー、そして数多くのトラブルを起こす悪童として有名だった。
2015-16シーズンには現役生活の晩年ながらもバーンリーで「年間最優秀選手」に輝き、こんなプレー集まで作られている。
この攻守に渡る激しいプレーとジェスチャーはまさにバートン「兄貴」!
ただ、その後サッカーの試合に金を賭けていたことが発覚し、長期の出場停止処分を言い渡されたことで現役を引退。現在は指導者としてイングランド3部のフリートウッド・タウンの監督を務め、今季は昇格プレーオフ圏内の5位に付ける好成績を残している。
彼は今回『Football CFB』のポッドキャストで以下のように話し、これまで対戦した最高の選手について語ったとのこと。
ジョーイ・バートン
「幸運にも、オレはプレミアリーグの様々な名選手を相手に戦うことができた。
ただタイミングというものがあるので、オレがロイ・キーンと対戦した時は彼がすでにキャリアの終盤になっていた。
もはやボックス・トゥ・ボックスMFとは言えなかったよ。マンチェスター・ユナイテッドやノッティンガム・フォレスト時代のようにはね。
彼はホールディング・ミッドフィルダーのようになっていたが、それでも試合にどう入るかという点、何をするかという点では驚異的だった。
スコールズはとても、とても対戦するのが厳しかったね。彼は捕まえられないところに行くんだ。もし後ろから追いかけたら外に展開するし、離れれば50ヤード級のパスが飛ぶ。行こうが行くまいが怖い。
ジェラードは走力もフィジカルも傑出していたね。なんでもできるすごい選手だった。
ランパードは最高の『消える選手』だ。トッププレーヤーでなくてもゴールを奪えたという選手だね。彼がボールを持ったら置いていかれるようなことはまったくないが、そのゴール記録は素晴らしいものだ。
そしてクロード・マケレレは当時世界最高の『4番』だ。パトリック・ヴィエラは絶対的なエネルギーの塊だったね。
ラッキーなことに最高の状況で対戦できたのは、トッテナム時代のルカ・モドリッチだ。プレミアリーグで対戦した中では彼がベストだったと思う。
別のレベルにいる選手だなと思っていたら、夏にはレアル・マドリーに行った。正直なところ、彼は勝ち取るべきものを勝ち取るだけの高いレベルにあったと言えるよ」
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バートンが本当にすごいと思ったのは、トッテナム時代の若きモドリッチだったそう。