ジェローム・ボアテング(バイエルンDF)
「(ドイツではアフリカ系ドイツ人が十分に認知されているか?)
一般的にはある特定の領域でアフリカにルーツを持つ人々は過小評価されている。でも、スポーツ選手は認められているという印象を受けることが多い。
とはいえ、全てについて悪口を言いたいわけじゃない。基本的にはドイツはオープンな国だと思う。
個人的には多くのいい経験をしてきたしね。ヨーロッパにはもっと酷い国がある」
「(多くの黒人サッカー選手がこの件を話題にしている。白人の同僚選手たちはサポートにために何ができる?)
いま発言をしていない全ての白人選手が人種差別主義者というわけではない。もちろん違う。
デモの映像を見ると、肌の色が異なる人々の姿が見て取れる。
とはいえ、この主張をサポートするために彼らの名声を使ってくれるのが望ましい。
多くの人はそうしているけれど、まだまだ改善する余地はあると思う」
「(こちらが聞いていないことで、言っておきたい大事なことは?)
全ては子供の教育から始まる。それが最も重要なことさ。
生まれた瞬間から人種差別主義者である子供は世界中にひとりもいない。
親と彼らが子供たちに教えること次第だ」
ボアテング「生まれながらの人種差別主義者などいない。親と教育が全て」
Text by 井上大輔(編集部)
神奈川県出身。もともとは野球小僧だったが、1998年W杯をきっかけにサッカーにも熱中。ウイイレなどのサッカーゲームにも、ドはまりした。好きなリーグはよく見ていたリーガ・エスパニョーラ。
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