サッカー界で問題になってきた人種差別。

『Guardian』によれば、ある調査によって英国の試合解説でも人種偏見があることが明らかになったという。

これは、デンマークの調査会社が実施したリサーチに基づくもの。サッカーメディアが肌色によって選手に異なる評価を与えているかを調べるため、プレミアリーグ、セリエA、ラ・リーガ、リーグアンの80試合を解説した際の2000以上の発言を調査した。

その結果、肌の色が明るい選手については、知性や勤勉性、プレーの質を評価することが多いと判明。一方、肌の色が濃い選手については、パワーやスピードなどに言及することが多かったとのこと。

また、解説者が選手の知性を批判した際、63.33%が肌色の濃い選手に向けられていたことも判明(プレーの質の批判も67.57%が肌色の濃い選手向け)。

2019-20シーズンの各リーグの20試合を6ヵ月かけて調べたそう。Sky Sports、BT Sport、FreeSports、beIN Sports、TSN、NBCSN、ESPNの7放送局を調査。ただ、不正確な翻訳によるエラーを回避するために分析した英語の解説のみ。また、(試合後などの)スタジオ解説ではなく、試合実況を対象にした。肌の色に焦点を当てたのは、人種別にすると誤認につながりためないためだそう。なお、コメンテーターのなかでBAME(黒人、アジア人、少数民族)出身なのは5%ほどだったとも。

『Guardian』が調べたところ、それ単体では問題ない発言もあったものの、黒人差別に繋がるようなものもあったとのこと。

ちなみに、南野拓実も出場したリヴァプール戦の現地実況はこんな感じ(以下動画15秒~)。

これはリヴァプール公式のハイライト映像。

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42秒~からでは南野のタックルについても触れられている。