29日、明治安田生命J2リーグ第8節で、レノファ山口FCのFW河野孝汰がJ2最年少ゴールを決めた。
河野は山口県周南市出身の16歳。レノファ山口のアカデミー育ちで、現在はU-18に在籍しながら2種登録でトップチームの一員としてもプレーしている。
この日は首位のV・ファーレン長崎をホームに迎え、63分から途中出場。するとその16分後、河野がチームに歓喜をもたらす(動画4:02~)。
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J2リーグ 第8節
🆚 山口vs長崎
🔢 1-1
⌚️ 79分
⚽️ 河野 孝汰(山口)#Jリーグ#レノファ山口FCvsV・ファーレン長崎
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— Jリーグ (@J_League) July 29, 2020
高宇洋とのワンツーで抜け出すと、正確なコントロールでボールを置き、ゴール右上隅!16歳とは思えない落ち着いたフィニッシュワークで同点弾を決めてみせた。
この少し前、山口はFWイウリが2枚目のイエローカードを受けて退場しており、10人に減ったなかで生まれた河野のJ初ゴール。16歳11ヶ月17日でのゴールは、2008年に菊池大介(当時湘南ベルマーレ、現アビスパ福岡)が記録した17歳3ヶ月15日を塗り替える、J2最年少得点記録となった。
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その後長崎に勝ち越しを許しチームは1-2で敗れたものの、今季3試合目の出場で早くも結果を出した河野。
試合後、「この3試合ずっと(霜田正浩)監督から信じて使ってもらえていたので、ゴールという結果を出せたことはうれしく思います。世界的に見てもこの年齢で活躍している選手がたくさんいますので、世界に通用できる選手になっていきたいと思います」と語り、ゴールを喜びつつも16歳の目は“先に広がる世界”をはっきりと見つめていた。