新型コロナウイルスと戦う医療従事者への寄付を行ってきたイングランド代表DFダニー・ローズ。

その彼が自らが受けてきた人種差別的扱いについて明かした。『Sky Sports』でこう述べたのだ。

ダニー・ローズ

「(人種差別は)サッカー界だけじゃない。

先週も自分は警官に呼び止められた。故郷であるドンカスターに戻る度に起こることさ。

『この車は盗んだのか?』『どこでこの車を手に入れた?』『ここで何してる?』『この車は購入したものだと証明できるか?』。毎回こんな感じだ。

運転を始めた18歳からずっとね。毎回、自分は笑うだけさ。次に起こることは分かっているからね。

そういうもんさ。電車に乗った時も毎回だ。最近自分のバッグを持って電車に乗ったら、車掌から『ここが一等車なの知ってます?』と言われた。

俺は『あぁ(知ってる)、だから?』と言い返した。

チケットを見せてくれと言われたので、俺はそれを彼女に見せたんだ。

これは本当の話だが、彼女(車掌)は俺の後に乗ってきた2人の白人には何も聞かなかった。

『俺は聞かれた。彼らのチケットは確認しないのか?』と言ったら、『いいえ、その必要はありません』と告げられたね。

人々はありえることと思うかもしれないが、俺からすれば人種差別だ。

こういうことに我慢しなければいけない。毎回呼び止められ、一等車なのかを知ってるかを聞かれ、チケットを確認される。

俺にとっては日常だよ。

だが、アメリカで黒人男性が守ってくれるはずの人間(警官)から命を奪われた事件を見ていると、自分が不満を言ったりするのはばつが悪いように感じる。

自分が何かを訴えたり、不満を言っても、人々はこう言う。『金があるんだから、ぐずぐずするな』と」

ローズは「物事が変わると期待することを諦めた」とも口にしていたそう。

今季後半戦はトッテナムからニューカッスルに貸し出されたローズ。彼がプレミアリーグデビュー戦でアーセナル相手にやった伝説ゴールがこれ(以下動画22秒~)。

まさに夢のデビューゴール!

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