マヌエル・ノイアー(ドイツ)

バイエルンとドイツ代表で守護神を務めるノイアーは、現代サッカーに“革命”を起こした存在だろう。

長身ながら足元の技術に優れていた彼は、ビルドアップへの参加はもちろん、広大な守備範囲を生かして時にはハーフウェーライン近くまで駆け上がり、GKが「11人目のフィールドプレイヤー」であることを完璧に実践してみせた。

基本に忠実かつより結果が求められる欧州という舞台、また戦術的に発達した近代サッカーにおいて、これほどまでに常識を覆したGKは他におらず、今や世界のトップを目指す若手たちの目標となっている。