今季のプレミアリーグで登録メンバーに入らなかったメスト・エジル。アーセナルでは3月から突如一切試合に起用されなくなり、ついにプレーできる可能性すら与えられなくなった。
アーセナルでは長く司令塔として活躍を見せ、何度も見事なパスで勝利に導いてきた。
しかし今季はミケル・アルテタ監督の下であらゆる大会のメンバーから外れてしまい、ついに沈黙を保ってきたエジル自身がSNSで不満を述べるほどに。
『L'Equipe』によれば、かつてアーセナルでエジルとともにプレーしたローラン・コシェルニは以下のように話したという。
ローラン・コシェルニ
「我々はどちらも『アーセン・ヴェンゲル世代』だ。監督はエジルを選手としてとても愛していたよ。
しかしウナイ・エメリとミケル・アルテタとはもっと複雑だった。
彼は常に練習で、そしていつでもプロフェッショナルであらなければならない。間違いなくプレミアリーグで要求されるレベルにある。
昨年以来、クラブには何らかの事件があるのだろう。両者が良い解決方法を見出してくれることを望むよ。エジルは競争者なんだ。
できるだけ早くエジルをピッチでまた見たいよ。アーセナルでも、他の場所でも構わない。なぜなら、彼は本物のタレントだからだ。
人間としてもとてもいい男だよ。すべてのチームメイトとうまくやっていた。彼は多くのものを捧げ、病気の子供達を助けてきた。
彼は寛大な人物だ。僕もとても仲良くさせてもらった。選手としても、個人的には怪物だと思っている。
誰も考えないようなパスを出せる。彼はマエストロなんだ。信じられないようなパスで、試合を変えることができる」
プレーは間違いなく一級品であり、人格的にも素晴らしいのに…とのこと。それなのになぜ突然起用されなくなったのか、コシェルニもよくわからないようだ。