かつてパリ・サンジェルマンでプレーしたことでも知られる元オランダ代表DFグレゴリー・ファン・デル・ヴィールが、不安障害とパニック発作に苦しんでいることを告白した。

アヤックスでキャリアをスタートし、その後パリ・サンジェルマンで多くのタイトルを獲得した右SBのファン・デル・ヴィール。その後はフェネルバフチェ、カリアリでプレーし、MLSのトロントFCに加入した。

しかし2019年1月にグレッグ・ヴァニー監督と口論したあとにチームから除外されており、3月には相互の同意の元で契約が解除されていた。

それからはフリーの状態が続いていたものの、1年半以上の無所属を経験した後、今年8月からRKCワールワイクに練習生として参加している。

この間何があったのか?彼は今回自身のサイトで以下のように語り、精神的な病に苦しんでいることを明かした。

グレゴリー・ファン・デル・ヴィール

「プロのサッカー選手として、常に自分の最高の側面を示すようにプレッシャーを感じてきた。いつも自分の感情を脇に置いてきた。それが蓄積されていった。

欲求不満、怒り、失望、悲しみ。それらすべてを脇に置き、人生と選手としてのキャリアを続けてきた。

トロントでは素晴らしい年を過ごした。チームを愛し、人々や街も愛していた。そこであと5~6年は住んでいたいと思っていた。

しかしそれから、うまくやっていた監督との話し合いの末、チームを去らなければならなくなった。とても痛いことだが、そういうものだね」