新型コロナウイルスの影響でイレギュラーなフォーマットで行われた2020年シーズンの中国1部リーグ。
このほどチャンピオンシップステージ決勝が開催され、2戦合計1-2で江蘇蘇寧が初優勝を遂げた。
決勝で惜敗した王者広州恒大は連覇ならず。その広州恒大選手のある振る舞いが話題になっている。
キックオフ直前にピッチに入場する際、中国代表DFチャン・リンペンがひとりだけ優勝トロフィーに触れていたのだ。
ルール的には何も問題はないのだが、決勝戦での優勝トロフィータッチにはあるジンクスがあり、一部ではタブー視されている。海外のファンがそれをまとめていた。
2005年 CL決勝でミランMFジェンナーロ・ガットゥーゾがトロフィーに触る⇒リヴァプールが優勝
2012年 CL決勝でバイエルンMFアナトリー・ティモシュチュクがトロフィーに触る⇒チェルシーが優勝
2018年 EL決勝でマルセイユMFディミトリ・パイェットがトロフィーに触る⇒アトレティコが優勝
CLやEL決勝戦前に優勝トロフィーに触れた場合、相手チームがことごとく優勝しているというのだ。そして、チャン・リンペンが5人目になってしまったというわけ。
中国でも「決勝前にトロフィーに触れると負けるという呪いがある。チャン・リンペンの行動はファンから叩かれた」と伝えられている。
ただ、前半終了間際に広州恒大MFフー・チャオが一発退場になったことが試合の流れを変えたとも。
チャン・リンペンは試合後に泣いており、ファビオ・カンナヴァーロ監督に慰められていた。そのカンナヴァーロ監督は敗戦の責任は自分にあると述べていたそう。
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なお、広州恒大は今月末にカタールで再開されるACLでヴィッセル神戸とも戦う。