11月14日にフィリップ・コクー前監督を解任したダービー・カウンティ。イングランド2部で最下位に沈んでいるチームは、暫定的に選手兼コーチだったウェイン・ルーニーを暫定監督に据えることを決めた。
ルーニー自身はまだライセンスを保有していないため、リアム・ロシニアーやシェイ・ギヴン、ジャスティン・ウォーカーとともにクラブの指揮を執る。
この4名は今週初めに経営陣との会談を行い、しばらくはこの体制でシーズンを進めていくことを決めたという。
『Daily Mail』によれば、現役選手ながら実質的な監督を務めることになったウェイン・ルーニーは以下のように話したそう。
ウェイン・ルーニー
「私は野心的な男だ。そして、マネージメントの仕事に入りたいと思っている。自分はそれに向けてオープンだ。
ダービー・カウンティでこの状況がどれだけ続くかはわからない。しかし、もしこの仕事をやりたくないと言ったら、野心的な人間ではいられないだろう。
我々はみんな、サッカーの試合をやりたくてやっている。だから決断を下す。コーチや監督になりたくないのか?
この数年間、自分の野望はマネージメントの世界に入ることだと明らかにしてきた。特にスティーヴン・ジェラードやフランク・ランパード、スコット・パーカーらがいい仕事をしているからね。とてもよくやっている。
我々はまずこれからの2~3試合に臨まなければならない。もしそれがうまく行けば、私は監督を引き継ぐための候補としてよりよい立場となるだろう。
我々はともに働いていく。それがグループとして上手くいくのならば、前進するための方法となるだろう」
アメリカのDCユナイテッドでプレーした後、昨年選手兼コーチとしてダービー・カウンティに加入したルーニー。ライセンスはまだないにせよ、35歳で監督に挑戦することになった。
なお、ダービー・カウンティは他にもラファエル・ベニテス氏やジョン・テリー氏(現アストン・ヴィラ コーチ)らを候補として考えているとのことで、ルーニーらがこの数試合で結果を残せなかった場合はさらに新しい監督の招聘が行われるそう。
ダービー・カウンティは21日にブリストル・シティと、25日にミドルズブラと、そして28日にウィコムと対戦する。これらの試合の結果は大きな注目を集めそうだ。