リヴァプールのキャプテンを務めているイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、9年前のある行為が「完全に間違いだった」と話したそうだ。
それは2011年に起こった事件に対してのもの。
当時リヴァプールに所属していたルイス・スアレスが、マンチェスター・ユナイテッドのDFパトリス・エヴラに対して人種差別的なコメントをし、物議を醸した。
「少なくとも10回」人種差別的な言葉を使った…と避難されたスアレスは、それによってFAから8試合もの出場停止処分を言い渡されている。
だが、リヴァプールはその処分が下る1日前に行われたウィガン・アスレティック戦のウォームアップでスアレスの顔が書かれたTシャツを着用し、公に支持を表明していた。
『Mirror』によれば、この際まだ21歳だったヘンダーソンは当時を振り返って以下のように話したという。
ジョーダン・ヘンダーソン
「当時、僕は若かった。自分がそれまで経験したことのないものだった。
今振り返ってみれば、クラブが最善の方法で対処したのかどうかわからない。自分たちはルイス・スアレスのことを考えていたが、パトリス・エヴラを守ることについては考えていなかった。
誰かが私を非難するならば、それは受け入れる。『少し遅すぎる』と言われるだろうが、もっと遅くなるよりはマシだ」
なお、リヴァプールや当時の副キャプテンであったジェイミー・キャラガーもパトリス・エヴラにこの「ルイス・スアレスTシャツ着用事件」のことを謝罪。8~9年の時を経て過ちを認めたと伝えられている。