ただ、グラネマーク氏はロングスローに固執していない。
リヴァプールやアヤックスでは、デラップの再現ではなく、むしろスローイン時にポゼッションを保持することに焦点を当てている。
さらに、最終的にはどの位置のスローインからも得点を奪えるようなプレーを目指しているようだ。
トマス・グラネマーク
「リヴァプールでロングスローから多くのゴールを奪えるかもしれないのは分かっている。
だが、そうするためには毎試合ごとに8~10回ほどのロングスローをやる必要がある。
アンフィールドではロングスローを準備するのに30秒ほどかかることが多い。スロワーと選手たちを配置する必要がある。それにはかなりの時間がかかる。
私の見解でしかないが、そうなるとほとんどのトップチームのプレースタイルから魅力を奪ってしまうだろう」
「ファイナルサードで(スローインから)ゴールを奪うことが重要なわけではない。もちろんだが、それもやろうとはしているよ。
実際、我々(リヴァプール)はウルヴス戦やトッテナム戦でスローインからゴールを奪った。
だが、私の哲学では自陣のペナルティエリア付近でのスローインからもゴールを奪いたい」