レアル・マドリーとの契約が今季限りとなっているセルヒオ・ラモス。3月末で35歳になる彼とクラブとはいまだ契約延長の合意に達していない。

レアルは新型コロナウイルスの影響で財政的なダメージを負っており、選手たちは全てのボーナスと給与の10%をカットすることを了承。ラモスはキャプテンとして、この経費削減に大きな貢献を果たすなどしてきた。

『EL PAÍS』によれば、ラモス自身もレアルで続けたがっているものの、フロレンティーノ・ペレス会長が提示したオファーに不満を感じているようだ。

両者の話し合いに通じている関係者によると、ラモスは「PSGから年俸2000万ユーロ(25.4億円)のオファーを受けている」とペレス会長に伝えたそう。

そこで、ペレス会長はPSGのナースル・アル・ハライフィ会長に電話で確認したところ、それはありえないという答えが返ってきたという。

この話についてラモスはPSG会長が嘘をついていると主張しているものの、ペレス会長は「君にとってよりいいものだ」とPSGからのオファーを受け入れることを勧めたとか。

ただ、PSGの会長に近い関係筋によると、「(オファーは)事実ではない。2000万ユーロだって?キリアン・エムバペの稼ぎよりも多い。馬鹿げている。あまりにも多くの人間がPSGを利用している」とラモスへの興味を否定したとも。

ラモスがレアルから送られたオファーは給与10%減での契約延長、さらに10%減での再延長オプションというものだとか。

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ペレス会長はラモスへのオファー内容を変更するよりも、彼を退団させるほうを望んでおり、レアル首脳陣に近い関係者は「彼が退団した場合には他の選手を連れてくる」と述べているという。

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