現在、レアル・マドリーで左サイドバックに定着しつつあるフランス代表DFフェルラン・メンディ。
パリ・サンジェルマンの下部組織で2004年からプレーし、2013年に育成の名門ル・アーヴルへ移籍してプロデビュー。2017年にリヨンへと引き抜かれ、2年後にレアルへとステップアップした。
あのブラジル代表DFマルセロから徐々にポジションを奪い取り、今や世界でも屈指のサイドバックへと成長している。
彼は『UEFA』のインタビューに対して以下のように話し、少年時代に患っていた病気のことについて明かしている。
フェルラン・メンディ
「素晴らしい話だよ。僕は難しい時間を過ごしていたことがあるが、それをうまく乗り越えられた。
パリ・サンジェルマンの下部組織で7年間を過ごした。最初はU-11からだったが、アカデミーに入る前に怪我をしてしまった。
下半身の関節炎に加え、感染症まで患った。手術を受けて、長い間入院することになったんだ。
2~3ヶ月もの間ギプスを付けなければならなかった。手術を終えたときには、医者から『もうサッカーはできない』とも言われたよ。足を切断するかもしれないとまで話していた。
僕は確かに長い間車椅子で生活をし、その後も松葉杖が必要だった。歩き方から学ばなければならなかった。
自分はまたすぐに歩けるようになると思っていたけど、試してみたら椅子からすぐに落ちてしまった。足にまったくエネルギーがなかったんだ。しばらく動けなくなってしまったよ。
しかしながら、僕はサッカーへの道が終わってしまったとは思っていなかったし、みんなにも『いつか戻る』と言っていたんだ。
ほとんどの人は不可能だと思っていたようだけど、僕は再び歩くことを学び、1年半後には少し痛みを抱えながらでもプレーが可能になった。
そして2年連続でベストイレブンに選ばれることになった。正直なところ、僕はそれから本当にうまくやっているよ」
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彼がかつて病気に苦しんだことは有名であるが、歩けもしないところから復活したというのは何度聞いても衝撃のエピソードである。