日本サッカー協会(JFA)は8日、ロールモデルコーチとして、昨シーズン限りで現役を引退した元日本代表の中村憲剛氏を迎え入れることを発表した。

ロールモデルコーチは、反町康治技術委員長の発案で昨年誕生した役職。

中村氏は内田篤人氏に続く2人目の就任となり、アンダーカテゴリーの日本代表チームをはじめ、JFAが取り組む若年層の強化および普及に関わる活動に参加し、現役時代に培った経験や知見をもとに後進を育成していくという。

以下は反町技術委員長と中村氏のコメント。

反町康治技術委員長

「内田篤人ロールモデルコーチに続き、中村憲剛氏もロールモデルコーチとして代表強化に協力してくれることを大変嬉しく思います。加入当時J2だった川崎フロンターレをJ1で3度の優勝遂げるチームへと押し上げた立役者であり、代表としてもFIFAワールドカップ、FIFAコンフェデレーションズカップ、AFCアジアカップと大きな大会で戦った経験を持っています。代表選手としてはもちろん、プロサッカー選手としてのピッチ内外の振る舞いを若い選手たちに身を持って示してほしいと思います」

中村憲剛氏

「この度、日本サッカー協会・ロールモデルコーチとして契約していただくことになった中村憲剛です。このような貴重な機会をいただき、嬉しく思います。自分が幼い頃から40歳で引退するまでに培ってきた経験を、アンダーカテゴリーの代表チームをはじめ、これからの日本の未来を担うであろう若い世代に伝えていけたらと思っております」

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引退後、川崎フロンターレのFRO(Frontale Relations Organizer)に就任した中村氏。ロールモデルコーチとしてもさっそく、4月12日から始まるU-17日本代表候補トレーニングキャンプに参加する。

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