4月19日に発表された欧州スーパーリーグ構想は、わずか48時間で瓦解。参加を表明したビッグクラブ12のうち10が離脱を表明し、残ったのはレアル・マドリーとバルセロナのみとなった。

多くの関係者やファンが胸を撫で下ろした出来事であったが、その一方でFIFAやUEFAは現在ワールドカップやEUROなどのフォーマット変更を急速に進めている。

チャンピオンズリーグは2024年から参加チーム数が32から36へと増加。ワールドカップに至っては2026年大会から48チーム規模で開催されることが決まっている。

UEFAでは新たにチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに次ぐ3つ目の大会「カンファレンスリーグ」が創設され、代表チームもUEFAネーションズリーグを通年で戦うことになっている。

『Besoccer』によれば、チェルシーの監督を務めているトーマス・トゥヘル氏は以下のように話し、試合が質より量を求められていると批判したとのこと。

トーマス・トゥヘル

「それからもっと多くの試合が見られることを、自分が好むかどうかはわからないね。

我々のスケジュールにさらなる試合が組み込まれる。それに興奮できるかどうかといえば難しいね。

スーパーリーグについて多くの議論があった。そのために我々はUEFAチャンピオンズリーグの新しいフォーマットが用意されていることを忘れさせられた。

(スーパーリーグは現場の声が反映されていないと批判されたが)UEFAはこのシステムについて監督や選手に尋ねたか?少なくとも私は聞かれていないよ。

UEFAネーションズリーグもある。新しいクラブワールドカップもある。我々は新しい大会をたくさん控えている。

夏に行われるEURO2020でもより多くのチームが参加し、より多くの試合が設定されている。それは、質より量を求めているものだ」

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欧州スーパーリーグは「ファンや現場の声を聞いていない」と批判されたが、UEFAからも新しいフォーマットについて相談はなかった…とのことだ。

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