中田英寿、西沢明訓、宮市亮ら日本人選手もプレーしたボルトン・ワンダラーズ。深刻な財政難に見舞われたことで4部にまで落ちたが、来季の3部昇格が近づいている。
現在チームを率いているのは、マルセロ・ビエルサ氏を信奉するイアン・エヴァット監督だ。『Guardian』によれば、同監督はこんな話をしていたそう。
イアン・エヴァット(ボルトン監督)
「私の目標の一つは、ボルトンの人達にマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを着るのを止めさせること。
若い子供たちや未来のファンたちには我々のユニフォームを着て欲しい、ユナイテッドではなくね。
このクラブとともにピッチ内外で正しいことができれば、新たなファンを獲得してファンベースを築くことができるはずさ」
かつてはUEFAカップでベスト16入りするなど、マンチェスター・シティやPSGよりもクラブランキングが上だったボルトン。 だが、2012年にプレミアリーグから降格すると一気に転落してしまった。指揮官はボルトンから心が離れてしまった地元の人達の関心を取り戻せるようになりたいと願っているようだ。
なお、ボルトンはグレーター・マンチェスターの一角にあり、両チームは地理的にとても近い。
海外のファンは「これは素晴らしい。リヴァプールやエヴァートンについて、我が監督にもこういう発言をしてもらいたい(マージーサイドを本拠地とする英4部トランメアのファン)」などと反応していた。