マンチェスター・シティとチェルシーとの対戦になった今季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝。

英国は大いに盛り上がっているかと思いきや、一部では反発もあるようだ。

リヴァプールなどでプレーした元イングランド代表FWスタン・コリモアは、金満クラブは気に入らないと断罪。彼が『Mirror』に綴ったコラムをざっとまとめてみる。

スタン・コリモア

「CL決勝に進出したシティとチェルシーを祝福しなければいけない。

私はイングランドサッカーを愛しているし、他国ではなく我が国の2チームがトロフィーをかけて戦うほうがいい。

だが、その喜びは悲しみも帯びている。トロフィーが金で買われるのが大嫌いだからだ。

シティとチェルシーが決勝に進出したのは、ただ単に金をたんまり持っているからだ。

実際のところ、私は嫌いだ、ひたすら嫌いだ。なぜなら、自分が育った時代にサッカーについて教えられた全てに反するからだ。

最近の“数年での進歩”は、マンチェスター・シティのようなちっさなやつ、新参者になるために単に10億ポンド(1,526億円)を投資するクラブだ。

サッカーファンとしてクラブを応援する時、何年も苦しむであろうことは分かっているものだ。

だが、別にかまわない。いつか明るい日がくるかもしれないという希望を持ち続けるからだ。それが我々がファンである理由だ。

誤解しないでほしい。私はシティとチェルシーが欧州の主要な決勝戦で戦うところを見たい。

ただ、在りし日のアストン・ヴィラやセルティックが辿った道を振り返っているだけだ。その道は金では舗装されていなかった。

だが、最近は競争ではなく、パレードであり、実質的にはスーパーリーグだ。

これをチャンピオンズリーグ決勝と呼ぶべきではない。実際のところ、初のスーパーリーグ決勝と呼ぶべきだ」

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金でタイトルを買うようなクラブには嫌悪感があるようで、彼の意見は現地のファンの間でも話題になっている。

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