かつてリヴァプールに所属したことで知られるFWアントニ・ル・タレックが、今季限りで現役を引退することを発表した。

アントニ・ル・タレックは1984年生まれの36歳。育成の名門ル・アーヴルの下部組織で育成され、従兄弟であるフロラン・シナマ=ポンゴルとともに話題を集める「神童」だった。

FIFA U-17選手権で優勝したフランス代表の中心的アタッカーとして評価を高め、2003年にシナマ=ポンゴルとともにリヴァプールへと移籍して注目された選手だ。

ただそこではなかなか活躍することができず、様々なクラブへのローンを繰り返し、2008年には松井大輔が所属していたル・マンへと完全移籍。それからもオセール、ヴァランシエンヌ、アトロミトス、アストラ・ジュルジュ、オルレアン、アヌシーとカテゴリを下げながらプレーしていた。

そして彼は今シーズン限りでの現役引退を発表。プロの試合では574回の出場を経験し、104ゴール50アシストを記録した。

【写真】日本でプレーした者も!14年前の「神童」50名、今はどうしている?

なおアヌシーの報告によれば、ル・タレックは来季からアヌシーのユースチームでコーチとしてのキャリアを始めるとのことで、働きながらさらなる高いレベルのコーチングライセンス取得に向けて動くという。

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)