監督交代から約2ヵ月。J1・鹿島アントラーズが復調の気配を見せている。

開幕からのリーグ戦6試合で1勝1分4敗と苦しみ、第9節終了時点で15位と低迷。この結果を受けたフロントが序盤戦で監督交代に踏み切ると、コーチから昇格した相馬直樹新監督のもとでチームは再生。就任後のリーグ戦で6試合無敗(5勝1分)を記録するなど持ち直し、ひと桁順位まで浮上した。

今回の当コラムでは、波乱の前半戦を過ごした鹿島にスポットライトを当て、ザーゴ体制の総括や後半戦で期待したい点を述べていきたい。

監督交代後の基本システム

まずは、監督交代後の基本システムおよびメンバーを見ておこう。

鹿島アントラーズ

フォーメーションはクラブの伝統である中盤フラットの「4-4-2」とトップ下を置いた「4-2-3-1」が併用されているが、直近のリーグ戦2試合で採用された後者を基本形とした。

守護神は東京五輪代表候補の沖悠哉で、最終ラインは右から大卒ルーキーの常本佳吾、DFリーダーの犬飼智也、沖と同じく東京五輪代表候補の町田浩樹、正確な左足に定評のある永戸勝也の4人。

実力者が顔を揃えるダブルボランチはディエゴ・ピトゥカ、レオ・シルバのブラジル人コンビが軸で、2列目は荒木遼太郎、土居聖真、松村優太、小泉慶、白崎凌兵、遠藤康、ファン・アラーノら複数のプレーヤーが熾烈なポジション争いを展開中。

最前線は東京五輪での活躍にも期待の上田綺世、攻撃的な位置ならどこでもこなせる土居らが配されている。