EURO初優勝を目指すイングランドは決勝でイタリアと激突する。

そうしたなか、かつてイタリア代表を指揮したアントニオ・コンテ監督がイングランドの弱点を指摘した。『La Gazzetta dello Sport』でこう綴ったという。

アントニオ・コンテ

「後ろにパスする傾向があったスペインとは異なり、イングランドは1vs1の状況で常に攻撃しようとする。

ドリブル、中へのカットイン、オーバーラップ。スターリングだけでなく、サカ、フォーデン、サンチョ、グリリッシュもだ。

そして、もちろん、ハリー・ケインがいる。

デンマーク戦での同点ゴールのシーンのように、ボールを受けてチームとリンクする彼の能力を高く評価する人は多い。

彼はそれも得意だが、彼が非常に強いのはペナルティエリナの中央だ。スナイパーだよ。

監督としては彼を常にそこに置いておきたい。彼は相手をズタズタにできるからね」

「中盤の中央には、デクラン・ライスとカルヴィン・フィリップスという非常にフィジカルなMFが2人いる。

彼らはバランスをもたらす選手だが、縦パスが非常に少なく、簡単な選択肢を選ぶことが多い。

イングランドの弱点のひとつはそこにある。

後方からのビルドアップの際にDF陣がプレスを受けた場合、相手のプレスをかわすのがスペインほど上手くはない。

ただ、もし超攻撃的なプレッシングを彼らに回避された場合には前線のスペースに注意する必要がある。

イタリアの選手たちは試合の様々な場面を読むために経験を発揮しなければいけない」

攻撃陣の能力は高いと評価しつつ、MF2人のパス能力が弱いと指摘していたようだ。

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そこがイングランドの弱点としつつ、アグレッシブなプレスをかわされると一転してピンチに陥るので注意が必要だとも。

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