開幕を目前に控えた東京五輪の男子サッカー。本大会に出場するドイツ代表とホンジュラス代表との強化試合が和歌山で行われたが、その試合中に問題が起きた。

ドイツ代表は「我がチームのジョーダン・トルナリガが人種差別的な侮辱を受けたので、チームは一緒にピッチを後にした」と発表。

ドイツ代表のシュテファン・クンツ監督は「選手のひとりが人種差別的侮辱を受けた場合、プレーを続けるという選択肢はない。ジョーダンはひどく動転していた。彼は何度も人種差別的に侮辱されたと言っていた。我々の価値観に反するものだったのは明らかだ。容認できない」と述べたという。

ホンジュラス側は「ピッチ上での誤解」と人種差別を否定しているが、クンツ監督は「事態がやや落ち着いた後、ホンジュラスのチーム全員が我がベンチにやってきて謝罪した。それで問題は終わった」とも語ったとのこと。

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ホンジュラスメディア『Diario Diez』では、「東京で人種差別?スキャンダル後の世界メディアの反応」、「ホンジュラスに侮辱されたと糾弾された選手は何者か。23歳のジョーダンはナイジェリアにもルーツを持つ。彼は肌の色のせいで侮辱を受けたと断言し、それによって試合終了間際にドイツチームは試合を去ることになった」などとこの話題を伝えている。

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