京都サンガFCでデビューして評価を高め、それからヤングボーイズ、ヘント、ニュルンベルクでプレーした日本代表FW久保裕也。
2020年1月にはベルギーを離れてアメリカに渡り、FCシンシナティに加入。MLSのマーキー・プレーヤー(給与制限に該当しないスター選手枠)として迎え入れられた。
しかしアメリカでのプレーはなかなか結果に結びついていない。シンシナティは2020年のレギュラーシーズンで4勝しかできず最下位に沈んだ。
そして今季も12試合を戦って14チーム中11位と苦戦しており、ヤープ・スタム監督の下でなかなか勝利を得られずにいる。
その中で久保裕也はレギュラーとしてすべての試合に出場してきたが、そのポジションはアタッカーとして起用されていた昨季から一転、今季は中盤に下がってプレーしているのだ。
3ボランチの一角、あるいは2ボランチの片方として起用されており、タックルやボール奪取などの守備アクションでも評価されている。7月はじめのヒューストン戦ではピッチに立った誰よりも多くのプレッシャーをかけ、ボールを奪い返した。
ただし、攻撃的な選手が多すぎると言われるシンシナティは12試合で25失点を喫しており、この夏には守備の選手が補強される可能性があると伝えられている。
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果たして久保裕也は今後どのような役割で起用されていくのか。まだ27歳という若さの彼、復活のチャンスは何度も巡ってくるはずだが…。