ここまでカナダに引き分け、イギリスに敗北という結果となっているなでしこジャパン。27日にはグループステージ突破をかけた第3節のチリ戦に臨んだ。

固い守備を武器としているチリを相手になでしこジャパンは攻め込んでいく。しかしここまで2試合で1ゴールと決定力に欠くチームだけに、なかなかシュートが入らずに苦戦する。

前半を通して多くのシュートを放ったものの、チリのゴールマウスには世界的GKのエンドレルが立ちはだかっていた。

ハーフタイムを挟んでなでしこジャパンは菅澤優衣香に変えて田中美南を投入し、前線からのプレッシャーを強化した。

しかしチリも3バックから4バック+3ボランチのシステムに変えて更に中央を強化、バランスを変更して残り45分に臨んできた。

そのためもあってペースを完全に握るには至らず、攻め込むことはできるもののチリにもチャンスを作られるという時間が続く。

69分には判断ミスから生まれた大きなピンチに直面するも、相手のシュートをラインギリギリでGK山下杏也加がキャッチ。1~2cm奥に入っていたら失点という場面だったが、幸運に恵まれた。

それを耐えたなでしこジャパン、76分に大きなチャンスを生かすことに成功する。

縦パスをペナルティエリアで受けた岩渕真奈がダイレクトでつなぎ、田中美南が分厚い守備の間を縫って裏へ飛び出しシュート。これがゴールに決まり、なでしこジャパンが先制点を奪う。

そして試合はこのまま終了。1-0で勝利したなでしこジャパンは勝点を4に乗せ、全グループの3位の中で上位2チームに滑り込み。ベスト8に進出することが決定した。

これによってグループE3位での決勝トーナメント進出となったなでしこジャパンは、30日にスウェーデン代表とのビッグマッチを戦う予定となっている。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい