いよいよ迎える東京五輪・男子サッカーの準決勝、スペイン戦。

森保一監督率いるU-24日本代表にとっては大会前の強化試合で対戦した相手でもあり、その時は堂安律のゴールで1-1と引き分けている。

メダルをかけて、世界的強豪と再び相まみえる一戦を前に、日本代表のキーマンとなりそうな3名の選手をピックアップした。

前田大然

五輪でのスペイン戦といえば、ロンドン大会初戦で1-0の勝利を飾った試合を記憶している人も多いだろう。

あの大会は、スピードスター永井謙佑を軸にチームが構成され、最終的に4位となった。そして今大会には永井同様、国内屈指の快速アタッカーで知られる前田がメンバー入りしている。

ロンドンの永井は準決勝の段階では疲弊していたが、前田は出場機会に恵まれていないこともあり余力が十分。

技術で勝るスペインに対し、前田のスピードは日本が優位に立てる要素の一つ。彼の起用法は試合展開を左右する可能性がある。