14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグで非常に珍しい場面があった。
試合はディナモ・キエフ対ベンフィカ。0-0で迎えた80分ごろ、ディナモ・キエフのデニス・ガルマシュが、ベンフィカのMFジョアン・マリオと接触してファウルとなった。
担当していた主審アンソニー・テイラーは、ガルマシュに対してイエローカードを提示し、さらにレッドカードを取り出す!
ただ、なんとガルマシュはこの時点でまだ警告を受けたことはなく、1枚目のイエローカードだった。
当然ガルマシュは猛抗議!ディナモ・キエフの監督ミルチェア・ルチェスクもそれは違うとアピールすると、アンソニー・テイラー主審はカードの裏を確認し、その判定を撤回することに…。
アンソニー・テイラーは1978年生まれの42歳で、2013年から国際主審を務めているレフェリー。夏に行われたEURO2020ではクリスティアン・エリクセンが倒れたデンマーク対フィンランドを担当し、迅速に救助活動を促したことで高く評価されていた。