クリスタル・パレスに所属しているフランス人FWオドソンヌ・エドゥアールが、銃撃事件の被害者に賠償金を支払ったようだ。
オドソンヌ・エドゥアールは今夏までセルティックに所属していたため、古橋亨梧と短期間同僚だったストライカー。移籍期間最終日にクリスタル・パレスへと加入し、デビューしたトッテナム戦で2ゴールを決めている。
彼は2017年、パリ・サンジェルマンからトゥールーズに貸し出されている際に大きな事件を起こしていた。
同僚であったマテュー・カファロとともに町中でエアライフルを発射したところ、通行人の男性が耳を撃たれてしまったのだ。
被害者となったフランシス・ギラルという男性はこれによって聴覚障害者となり、エドゥアールとカファロに対して訴えを起こしていた。
後にカファロが「自分が発射した」と自白したが後にそれを撤回しており、弁護士がそれを「明確な証拠がない」と主張。
それもあってエドゥアールには被害者に対する賠償金を支払うよう命令がくだされていた。
しかし当初は70万円ほどだった賠償金をエドゥアールが支払うことを拒否し続けたため、その額は徐々に膨らんでいたのだ。
『The SUN』によれば、その泥沼状態を終わらせるように求めたのが今回加入したクリスタル・パレスの経営陣、そして2020年にトゥールーズの会長になったダミアン・コモリ氏だったとのことだ。
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コモリの仲介によって被害者はクリスタル・パレスと連絡を取ることが出来、ついにエドゥアールから慰謝料を勝ち取ることができたそうだ。