今夏のマーケットでチェルシーからローマへと移籍したイングランド代表FWタミー・エイブラハム。イタリアでは10試合で4ゴールを決め、代表にも返り咲くことに成功した。
『Eurosport』によれば、彼はアンドラ戦に向けた記者会見の中で以下のように話し、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督と電話で話したときのエピソードを明かしたという。
タミー・エイブラハム
「どんなに成長しても、さらに成長できる。いつも自分に言い聞かせてきた。引退したあと、やりたいことは何でもやれる。現役の間にできる限りの努力をしたと言いたいんだ。
ストライカーのランキングが出されるとき、そのトップに僕の名前があってほしいんだ。それが僕の目標であり、そこにたどり着くまで止まりはしない。
ローマへの移籍は簡単な決断だったよ。自分で設定した野心と目標があった。本当の力をすべての人に証明するために最善を尽くすことだった。
チェルシーに残るのは楽なことだ。大きなクラブだし、トロフィーを争う立場だ。それは簡単なことだよ。
ただ自分は外に出て力を証明する必要があることに気づいていた。決断を下した。そして、それは正しいものだったよ。
様々な選択肢はあった。話していたクラブもたくさんあったよ。
その中で、ジョゼ・モウリーニョと話す機会があった。彼には目標があったし、僕を本当に信頼してくれた。その影響は大きかったんだ。
彼から電話がかかってきた。すると『なあ、君は太陽を楽しみたいか?それとも雨の中で過ごしたいか?』と聞いてきたんだ。
彼からは戦術的に多くのことを学んだ。これまでのキャリアで学んだことと同じくらいのものをね。素晴らしいよ。
誰もが、たくさんの指導者から学ぶ必要がある。まさに僕はいまそうしているんだ」
イギリスはどんよりした天気で有名であるが、一方イタリアは地中海沿岸の気候。モウリーニョ監督はそれを対比した殺し文句でアブラハムを射止めたようだ。