明治安田生命J1リーグは3日、川崎フロンターレが優勝を決めた。
連覇の偉業を成し遂げると同時に34節での優勝は史上最速タイ。また、ここ5年で4度目の優勝とその圧倒的な強さを今年も誇示した形だ。
とはいえ昨年からはレジェンドの中村憲剛が引退し、守田英正も退団。シーズン途中には田中碧、三笘薫という日本を代表する選手が欧州へと渡った。
にもかかわらずどうして川崎は勝ち続けることができるのか。鬼木達監督は以下のように話している。
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鬼木達監督
「(選手の移籍など)そういうものにシーズンの最初から引っ張られないようにしなくてはいけないと思っていました。
やはり結果が出なければ誰々が抜けたと必ず話題になる。そうならないためにも、引っ張られないためにも、結果を残すことを考えなくてはならないと。
では結果を出すために人をどうやって育てていくか。ただ焦ってもなかなか人というものは育ちません。そこのせめぎ合いみたいなものを意識しながらマネージメントをしていました。
それは(三笘)薫や(田中)碧が抜けた後…今まで選手たちががんがん勢いよくやっていたものが、少し停滞した時です。
最初は自分も今まで通りと思っていましたが、そこを少し『我慢の時期』という表現を用いて、少し勢いが足りなくなっても『ここを耐えれば次みんな伸びてくるよ』っていうできるだけプレッシャーを与え過ぎない形で進めていきました。
それが選手に届いたかどうかは別ですけども、自分としてはそういうイメージでとにかくじれず焦らずと、自分にも言い聞かせながらやっていました。
あと一番は(すばらしい)選手たちがいるので。選手を信じていれば必ず良い結果は生まれる。選手を信じることが大切です。自分はそれをずっと思って、4,5年?何年でしたっけ(笑)、やっていますね」