2008年の欧州選手権(EURO2008)出場を逃したイングランド代表。

そのEURO2008で着用予定だったと思われる2007年モデルのユニフォームは、大舞台で日の目を見ない「谷間のユニフォーム」となってしまった。

だがこのユニ、実は歴史に残るある“大きな役割”を果たしている。今回はその07モデルをご紹介したい。

England 2007 Umbro Home

EURO2008は衝撃の予選敗退だったために大きな大会では使われず、主に2010年南アフリカW杯・欧州予選で活躍したユニフォーム。だが、2007年に開場した新ウェンブリー・スタジアムの落成記念試合で着用され、イングランドサッカーの歴史に刻まれた一着となった。

7年間の改装期間を経て新しい姿を披露した聖地ウェンブリー・スタジアム。初のイングランド代表戦は2007年6月1日に行われたブラジル代表との落成記念試合だった。この試合ではスターティングメンバーが背番号の1から11を付けている。