昨年末に行われたバイエルン・ミュンヘン対ドルトムントの大一番。2-3で敗れたドルトムントの選手たちはフェリックス・ツヴァイヤー主審への不満を露わにした。
アーリン・ホーランは「レフェリングはスキャンダル。(主審は)傲慢だった」とコメント。ジュード・ベリンガムは「過去に八百長をしたことがあるレフェリーにドイツ最大の試合を任せて、何を期待してるんだ」という発言をしたことで罰金処分を食らった。
2005年にドイツで起きた八百長スキャンダル。クロアチアのマフィアから金を受け取る代わりに試合を操作していたローベルト・ホイザー審判は懲役刑を科された。当時23歳のツヴァイヤー氏は彼の副審を務めており、ホイザーの行為を知っていながら黙っていたこと、そして、300ユーロ(3.8万円)を受け取っていたことで6か月の職務停止処分を受けている。ただ、ツヴァイヤー氏と八百長には決定的な関係はなく、本人も無実だと言い続けてきた。
40歳のツヴァイヤー氏は、ドルトムント戦の5日後に行われたELレアル・ソシエダ対PSV戦を最後に試合から遠ざかっている。
『Tagesschau』などによれば、現在のツヴァイヤー氏は職務から離れた状態にあるという。
ブンデスリーガで審判の割り当てを担当するルッツ・フロリッヒ氏が「彼は休暇をとった。現在は審判として活動していない。本人が決めたことだ。彼は精神面で落ち着きたいと思っている。ドルトムントでの出来事について、じっくり考えようとしている」と説明したとのこと。
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あの試合以降、ツヴァイヤー氏を守るためにも彼はドルトムント戦の担当から外れることになっていたが、現在は審判業自体から離れているようだ。