19日に行われた明治安田生命J1リーグ第1節のガンバ大阪対鹿島アントラーズ。
試合はG大阪FWパトリックの退場もあり、上田綺世と鈴木優磨で3ゴールを奪った鹿島が1-3で勝利を収めた。
鹿島は今季スイス人のレネ・ヴァイラー監督が就任したものの、新型コロナウイルスの拡大により来日できず。代わりに元日本代表DF岩政大樹コーチが代行として指揮をとっている。
岩政コーチは解説者時代に戦術家として知られたが、「監督デビュー」となったこの試合でいきなりそれをさく裂させた。
岩政大樹コーチ
(途中で4231にやり方を変えたと思うが、それは岩政コーチの指示?)
はい。後半出ていく時に相手が4-4-1の想定だったんですが出てみたら4-3-2でした。
流れは悪くなかったし相手は10人だったのでそのままでも良いと思ったのですが、すぐに相手に致命傷を与えるような攻撃を仕掛けたいというところで、荒木と(鈴木)優磨のポジションを変えました。
意図は相手が中盤3枚になることによってスライドが間に合わなくなり中央が開く。そこで(荒木)遼太郎のライン間でのプレーが光るだろうと。
そこに優磨がサイドから入ってくるほうが、相手に致命傷を負わせられるだろうというところですぐに変えました。非常にそれがうまくいったと思ってます。
(3点目は狙い通りの得点だったという感じでしょうか?)
そうですね。自分の中で“絵”が見えたので、そのまま時間を待たずに早く決めにいくというところで、決断できたのはよかったと思います。
何よりも期待に応えてくれた(荒木)遼太郎。前半なかなか決定機を決めきれなかったりアシストできていなかったので、ハーフタイム後に『仕事してこい!』と送り出しました。
それを含めて彼がより決定機な場面を作り出せそうな状況が4-3-2になったことによって見えたので、すぐに変えました。」
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鹿島アントラーズは次節、26日(土)に川崎フロンターレと対戦する予定になっている。