スポーツ界にも大きな影響を与えているロシアによるウクライナへの軍事侵攻。
そうしたなか、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコはマンチェスター・シティでキャプテンマークを託された。
2部ピーターバラとのFAカップ5回戦に先発起用されると、左腕にアームバンドを巻いたのだ。
Oleksandr Zinchenko captains Man City in the FA Cup tonight and he leads his team out with a Ukranian flag 🇺🇦 pic.twitter.com/MVeNNTr3wz
— ESPN FC (@ESPNFC) March 1, 2022
本来の主将であるフェルナンジーニョも先発したが、彼はそれをジンチェンコに託した。指揮官とチームメイトはその件についてこう語っている。
ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)
「我がキャプテン(フェルナンジーニョ)が彼(ジンチェンコ)に腕章を渡すことを決めた。
ウクライナの状況がいかに重要なのかを示すためにね。
クラブ全体がこの振る舞いと我がキャプテンに賛同している、彼の国を代表することにね」
ジャック・グリリッシュ(マンチェスター・シティFW)
「かなり感情的になっている。
彼はすごい性格の持ち主さ。僕らは彼のためにそこなければいけなかった。
彼への公明正大な扱いだ。僕らをキャプテンとして率いた彼は素晴らしかったと思う」
また、試合前には両チームの選手たちがウクライナの国旗を掲げて支援を示す光景もあった。
そんな一戦は、リヤド・マフレズとグリリッシュのゴールにより、シティが0-2で勝利。
The link-up 😍@PhilFoden 🤝 @JackGrealish#EmiratesFACup pic.twitter.com/lJzEywj1cv
— Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) March 1, 2022
フィル・フォーデンのパスからゴールを奪ったグリリッシュは、試合に向かうバスのなかでフォーデンと一緒にリオネル・メッシのビデオを見ていたそうで、『得点後にフォーデンは見ていたやつと一緒だねと言っていたよ』と話していた。