今年末にカタールで開催されるFIFAワールドカップ。
ただ、同国は移民労働者の人権問題を抱えており、批判の対象になってきた。
そうしたなか、すでに本大会出場を決めているオランダ代表のルイス・ファンハール監督の発言が話題になっている。『VI』によれば、カタールでの開催は馬鹿げていると痛烈に批判したという。
ルイス・ファンハール(オランダ代表監督)
「(オランダサッカー協会の)フイス・デヨングとともに私は委員会のメンバーになっている。
ミーティングで他国と合意されたものを聞かされる。
そして、自分たちにできることを聞かされたうえで、コメントをする。それに毎月取り組んでいる。
すでにこれまでの会見でも言及してきたことだ。あそこでワールドカップをやるという事実は馬鹿げている。
FIFAがサッカーを発展させたいと言っている国でプレーする。
だが、そんなのはデタラメだ、(サッカーの発展は建前であり、本当は)どうでもいいこと。
結局は金と商業的利益だ。それがFIFAにとって大事なんだ。
なぜ私が自分の専門的知識とともにFIFAやUEFAの委員会に加わらないと思う?
私は常にそういう組織に反対してきたからだ。
カタールについて言うことはできる。だが、世界からこの問題を取り除く助けにはならないだろう」
FIFAがカタールでW杯を開催するのはサッカーの発展ではなく、金のためだと公然と批判したようだ。
🔟#Ajax95Final | @ZiggoSport pic.twitter.com/h5hDdaVBKV
— AFC Ajax (@AFCAjax) May 24, 2020
批判されたFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は現在カタールで暮らしているとされている。