イタリアサッカー連盟のガブリエーレ・グラヴィナ会長は、ユヴェントスが欧州スーパーリーグに参加すればセリエAから追放すると話した。
昨年大きな話題を集めた「欧州スーパーリーグ」のプロジェクト。12のクラブが同時に設立を発表し、チャンピオンズリーグを離脱して新しい大会を作ると宣言した。
しかしながら、昇格や降格がないルールなども含めてサポーターや関係者の反発を招き、48時間以内に殆どのクラブが撤退するという異例の出来事になった。
12クラブのうち9クラブは撤退したものの、ユヴェントス、レアル・マドリー、バルセロナはまだそのプロジェクトに残っている。
また、ユヴェントスの会長アンドレア・アニェッリ氏はその契約が「12クラブ中11クラブで依然有効だ」と宣言している。
そのため、再び欧州スーパーリーグのプロジェクトが復活する可能性は高いと言われているのだが…。
ガブリエーレ・グラヴィナ会長は『La Repubblica』のインタビューに対して以下のように話したという。
ガブリエーレ・グラヴィナ
「あの契約はまだ単なる仮説ではあるが、それが現実になればユヴェントスはセリエAから除外されるだろうね。
スーパーリーグは本当の問題に対する間違った答えなのだ。イタリアは、現時点でまだ手にできていない中東市場などに対して魅力的な方法を考えなければならない」
また、グラヴィナ会長はまだワールドカップ出場を決められていないイタリア代表について「我々は過去40試合で1回しか負けていない」と、プレーオフに向けて自信を見せていたとのことだ。