プレミアリーグでクラブ史上最悪レベルの成績に終わった昨季のマンチェスター・ユナイテッド。
エリック・テンハフ新監督のもとで再スタートを切るが、チームには暗雲が垂れ込めているようだ。『BBC』がこんな指摘をしている。
「暗い背景。
昨季はユナイテッドにとってこれ以上ないほど悪いものになってしまった。6位に終わり、無冠のシーズンは5年目に突入した。
クリスティアーノ・ロナウドを中心にした、キャプテンシーをめぐる不和が起きた後にチームは分裂。そして、ハリー・マグワイアは不幸な状況に置かれた。
就任時には大歓迎されたラルフ・ラングニックも自分を招聘したフットボールディレクターのジョン・マータフとほとんど口をきかなくなり“解体”。
ラングニックは必要なサポートがなかったと感じており、あまりにも多くの選手が自分のパフォーマンスに責任を負わなかった。
『クラブには開腹手術が必要』などというラングニックの記者会見での率直な発言は、メディアやファンには受けがよかったかもしれない。
だが、マータフはそれを表現するのに適切な場ではなかったと感じていたほか、クラブの評判を守ろうとする姿勢が見られないことを懸念していた。
(第36節)ブライトン戦に4-0で敗れたのは屈辱的なものだった。
テンハフ新監督がスタンドから見守ったクリスタル・パレスとの最終節では、せめてもの反撃が期待されていた。だが、ユナイテッドはその試合にも1-0で敗れた」
ロナウドを中心としたキャプテンをめぐる意見の不一致でチームは分裂していたという。
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そして、シーズン途中に招聘されたラングニック氏とチームとの関係にも大きな亀裂が走っていたようだ(当初ラングニックは来季もチームに残るはずだったが、今季限りで退団している)。