17歳を含めた複数の女性に対する性的暴行容疑で起訴されたマンチェスター・シティDFバンジャマン・メンディの裁判が現地で行われている。
この事件では41歳の男も共犯として逮捕されているが、検察は「(その男の役割はメンディのために)若い女性を見つけて、その女性を性的暴行できる状況を作り出すことだった」と主張した。
『RMC Sport』などによれば、検察は「メンディは自宅に来る全ての女性と性行為できるようにしたかった。共犯者も同じ考えを共有していた」とも主張している。
2018~2021年に発生した事件はメンディの邸宅で起きた。メンディは富と名声を悪用して自宅に女性を誘い出し、女性側が拒否したり、泥酔して同意できない場合に性的暴行に及んだとされている。
検察側はその邸宅にあった特殊な鍵付きのドアに注目。一方からしか開かないパニックルームのような構造になっており、解除方法を知っているのは1人だけだったという。
その部屋でも性的暴行が行われたとされており、女性たちは携帯電話を使うこともできなかったそう。
また、メンディが自宅のシネマルームで避妊具をつけずに女性を性的暴行した際、彼女を探しに来た友人をメンディの仲間がブロックしたこともあったとのこと。
検察は、「両被告にとって被害者となった女性たちは使い捨てであり、性行為のために使われ、その後、捨てられた」と主張している。
そのうえで、被告側は女性たちが喜んで性行為に同意したと主張する可能性が高いと陪審員に訴えたという。