王者レアル・マドリーはマジョルカに4-1で勝利し、開幕5連勝を飾った。
そうしたなか、マルコ・アセンシオが見せた行動が物議を醸している。
この日もベンチスタートだったアセンシオは交代に備えてウォーミングアップをしていた。だが、ルーカス・バスケスが負傷したことで、最後の交代枠で投入されたのはダニ・カルバハル。
カルロ・アンチェロッティ監督の息子であるアシスタントコーチのダヴィデからウォームアップをやめるように言われたアセンシオは出場がなくなったことに怒り爆発。
アンチェロッティ監督の目の前でビブスを露骨に投げ捨てるとピッチを蹴りあげ、さらに物を投げつけながらベンチに戻ったのだ。
レアルとの契約が2023年までとなっているアセンシオはこの夏の移籍が噂されていたが残留。だが、今季の出場はわずか2試合で、プレータイムはたったの17分しかない。そのことへのフラストレーションを露骨に露わにしていた。
現地でも「アセンシオがアンチェロッティ監督の前で悪い振る舞い。彼はとてつもない激怒を見せた。我慢の限界を迎え始めており、さらに悪いことにそれを隠そうともしない」と指摘。
ただ、アンチェロッティ監督は試合後にアセンシオについてこう述べていた。
「本当は2人同時投入をしたかった。
2-1にできなかったら、マリアーノとアセンシオを投入するつもりで準備していた。
だが、ルーカスが負傷して、(残りの交代機会の枠が)1つしかなかったので、他の選手の交代は考えなかった。
もし彼が怒っているなら、それに同意する。それが普通だし、彼はプレーしたいし、重要だと感じたいということ。
彼は構想に入っており、我々にとって非常に重要な存在だ。彼の怒りには完全に同意できる」
当初は彼は投入するつもりだったと説明。そのうえで、怒るのは当然であり、理解できると述べていた。