2020年に死去した伝説の選手ディエゴ・マラドーナ。彼が所属していたナポリは、本拠地の名前を「ディエゴ・マラドーナ・スタジアム」に変えたほか、マラドーナの顔をデザインしたシャツをリリースし、試合でも着用していた。

しかしながら『AS』などの報道によれば、このシャツなどのグッズを巡って大きな問題が起こっていたようだ。

ナポリはこのマラドーナの肖像権を使用するため、代理人であるステーファノ・セシ氏と契約を結んでいた。

しかしながら、そのステーファノ・セシ氏とマラドーナの遺族との間では裁判が行われていた。

遺族側は、ステーファノ・セシ氏がマラドーナ氏と2020年8月17日に契約した条件の内容に反する行動をしていると訴えていたのだ。

それは、「ステーファノ・セシ氏はマラドーナの肖像権によって得た利益の50%を遺族側に支払わなければならず、また遺族側の同意なしに肖像権を使用することもできない」という条件だったそう。

ただ、ナポリが着用したマラドーナのシャツは6000枚が販売され、90万ユーロの利益を上げていたにもかかわらず、遺族には2万2500ユーロしか支払われなかったそう。

これにより、ステーファノ・セシ氏には肖像権を使用したビジネスの禁止命令が下されたとのこと。

なお、もちろんナポリについては違反に関与したわけではないが、ステーファノ・セシ氏を通じてマラドーナの肖像権を使用することはできなくなった。

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そのため、おそらく今後別の代理人との交渉が行われ、改めて肖像権の扱いや支払いについての取り決めが行われるだろうと予想されている。

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