これからFIFAワールドカップ・カタール2022のラウンド16で対戦することになる韓国対ブラジル。
ブラジル代表はアジアの国にかなりの強さを見せることで知られており、日本代表も年代別の大会を除けば2分け11敗と完膚なきまでに叩きのめされている。
ただ、韓国代表はアジアの国の中で「A代表のカテゴリでブラジルに勝ったことがある」珍しいチームの一つだ。
それは1999年5月28日、日韓ワールドカップの開催を3年後に控えていた時だ。韓国代表はソウル・ワールドカップスタジアムにブラジルを迎えて親善試合を行った。
韓国代表のスタメンは以下の通り。
- GK:キム・ビョンジ
- DF:シン・ホンギ、キム・テヨン、ホン・ミョンボ、イ・イムセン
- MF:ユ・サンチョル、キム・ドギュン、ノ・ジュンユン、ハ・ソッチュ、ソ・ドンウォン
- FW:ファン・ソンホン
Jリーガーとして知られている選手も数多く出場している。なお監督はまだヒディンクが就任前で、ホ・ジョンム氏が務めている。
一方のブラジル代表は…。
- GK:ホジェリオ・セニ
- DF:オジヴァン、セーザル、セルジーニョ、カフー
- MF:フラヴィオ・コンセイソン、ジュニーニョ・パウリスタ、ゼ・ロベルト、リヴァウド
- FW:ジャルデウ、マルシオ・アモローゾ
当時はヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ監督が務めており、日韓ワールドカップのときとはかなりメンバーが違う。とはいえ本当にスター揃いだ…。なお、優勝監督であるスコラーリ氏が就任したのは2001年である。
試合は0-0のまま試合終了間際まで進み、最終的には90分というタイミングで途中出場のFWキム・ドフンが決勝点。ギリギリの戦いを制している。
もちろん、韓国代表の歴史としてはブラジル代表との対戦は1勝6敗と苦戦しているのだが、今回のW杯では奇跡の再現ができるのか…。