Nikeは9日、最新スパイク『ファントムGX』を発表した。

Nike Phantom GX

ファントムシリーズのNEWモデルとなる同作は、未来のアスリートとスポーツに貢献するNikeの最新イノベーション「グリップニット」を採用。

グリップニットヤーン(糸)を最適な温度で溶解することにより、ソフトでしなやかなグリップ感と独自の耐候性を生み出すTPUをコーティングした新しい糸で編み上げた新世代のフライニットは、これまで以上に精度の高いタッチを実現している。

指紋から着想を得たグリップニットのアッパーは、グリップ性と柔軟性に加えて、鋭いボールコントロールを可能にする触感を提供。

グリップ感とキレの良いボールコンタクトを両立させて最適なパフォーマンスを実現するために、チームではNikeグリップニットに粘着性を持つ糸を組み合わせ、スパイクとボールの接触する部分の感触を最適化し、アスリートたちの精度の高いプレーを実現したという。

さらに、新しいNikeグリップニットヤーンはアスリートの足を悪天候から守り、どんなピッチでも一貫したパフォーマンスが発揮できるよう、最新の天候対応機能を取り入れている。

他のフットボールスパイクでは一般的に、アッパー素材の上にコーティングをかけることで悪天候に対応しているが、Nikeグリップニットヤーンはそれ自体が溶けてコーティングとなっており、余分な追加コーティングの必要なくニットが濡れるのを防ぎ、結果としてブーツの軽量化を果たした。

ロンドンのどんよりした日にも、ブラジルの灼熱の中でも、様々な環境において一貫したタッチとパフォーマンスを提供する。

新しくなった汎用性の高いスタッドのパターンは、プレー中の素早い動きにも優れたトラクションと反発性を実現。

アジリティプレートにはこれまでのNikeのラインナップの中で一番多様なスタッドを採用しており、三角の星型5本を含む計13本のスタッドを用いている。

グリップニットは、新しいフィットシステムとしても重要な役割を果たしている。

履き口からかかとのデザインを左右非対称の構造にすることで足とブーツの擦れを抑え、かかとの継ぎ目がアキレス腱に触ることがないのでブーツの慣らしもより楽にできるようになるとのこと。

さらに、ファントムGXでは、これまでNike契約アスリート向けのブーツのみに採用されていたヒールカウンターを、一般向けのエリートブーツに初めて採用。

このヒールカウンターには“くぼみ”が付いており、足の安定感やブーツの構造に妥協することなく、足とブーツの一体感と快適さを高めている。

ハイカットのダイナミックフィットモデルでは、かつて『ファントム ヴィジョン』の1と2に採用したシューレースにカバーをつけたゴーストレースを再度取り入れ、グリップニットヤーンと連携の取れた薄いアッパーを構成。クリーンなボールストライク面となっている。

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注目の新スパイク『ファントムGX』は、12月16日よりNike.comおよび一部専門店で発売される。

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