中東初の開催となったFIFAワールドカップ・カタール大会はアルゼンチンの優勝で幕を閉じた。
連覇を逃したフランスだったが、キリアン・エムバペが意地のハットトリックを達成している。
そうしたなか、後半36分にフランスが2-2の同点に追いついた場面であった出来事が話題になっている(以下動画38秒から)。
エムバペの同点ゴールが決まった直後、フランスの選手たちは彼に駆け寄り、歓喜に沸いていた。
だが、歓喜の輪に最後に加わろうとしたダヨ・ウパメカノをテオ・エルナンデスが手でついて、近寄らせなかったのだ。
一見すると仲間外れにするような行為に思えるが、実はファインプレーだったと話題になっている。
その理由はキックオフのルール。競技規則には、こう記されている。
「キックオフを行う競技者を除いて、すべての競技者は、競技のフィールドの自分たちのハーフ内にいなければならない」
つまり、テオはフランス側の選手がいない状態でアルゼンチンがキックオフするのを防ぐために、ウパメカノを相手陣内に留めさせていたというわけ。
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実際に、主審がその状態でキックオフを認めるかどうかもあるだろうが。