29日、ブラジルサッカーの歴史上最高のレジェンドであるペレ氏が死去した。82歳であった。

1950年代から70年代にかけて活躍を見せ、今なおそのゴール記録の数々、そしてワールドカップ3大会優勝という栄光に並ぶ者はいない。

ブラジル代表の後輩であり、10番の後継者でもあるネイマールは、自身のインスタグラムで以下のように追悼の言葉を綴った。

ネイマール

「『ペレが現れる前、10番はただの数字だった』そのような文章をどこかで読んだことがある。

ただ、この美しい文章は不完全なものだ。ペレが現れる前には、サッカーはただのスポーツだったのだ。

ペレはすべてを変えた。サッカーを芸術に、そして娯楽に変えた。貧しい人々に、黒人に、そしてもっとも重要な人々に声を与えたのだ。

そしてブラジルに注目を与えた。サッカーとブラジルは、キングのお陰でその地位を高めたのだ。

彼は亡くなった。しかし彼の魔法は残り続ける。ペレは永遠に不滅だ」

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ペレのプレーこそがサッカーの価値を高め、ブラジルの価値を高め、そして貧しい人々の存在を認識させた…スポーツを文化に変えたとも言える存在だったという。

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