元イタリア代表のジャンルカ・ヴィアッリ氏が死去した。58歳だった。

ジャンルカ・ヴィアッリ氏は1964年生まれ。80年代後半から90年代にかけて活躍した世界的な名FWである。

1980年にクレモネーゼでプロデビューし、セリエBで活躍したあとサンプドリアへと移籍。幼なじみでもあるロベルト・マンチーニとのコンビでゴールを量産し、クラブをセリエA優勝に導いている。

1992年には当時の世界記録となる移籍金でユヴェントスへと移籍し、ジョヴァンニ・トラパットーニやマルチェロ・リッピなど名監督の下で活躍を見せた。

さらに1996年にはイングランド・プレミアリーグのチェルシーに加入し、ルート・フリット監督が解任されたあとはプレイングマネージャーとして指揮もとり、カップウィナーズカップやリーグカップ、UEFAスーパーカップを制覇している。

監督としてはその後ワトフォードを指揮しただけであるが、2001年からは評論家やコメンテーターとして活躍していた。

病気との戦いが始まったのは2017年。膵臓がんが見つかったことで治療を行い、一度はそれが完全に消滅した。

そしてイタリア代表チームの団長としてマネージメントを担当していたが、昨年末にその病気が再発したと発表し、先日その職を離れて治療に専念していた。

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しかし1月6日に状態が急変し、ロンドンの病院で息を引き取ったという。

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