adidasは24日、今夏オーストラリアとニュージーランドで共催される女子ワ-ルドカップ2023の公式試合球『オーシャンズ』を発表した。

adidas OCEAUNZ

オーシャンズ(OCEAUNZ)という名は、今大会の開催地域であるオセアニア(OCEANIA)と、オーストラリア(AU)とニュージーランド(NZ)のイニシャルを組み合わせたもの。

その名が表す通り、『オーシャンズ』には両国の雄大な自然と文化にインスピレーションを受けたデザインとカラーリングが取り入れられ、今回の共同開催を記念した公式試合球となっている。

真珠のような光沢感のあるホワイトをベースに、オーストラリア独特の景色からインスパイアされたブルーとグリーンの模様を施したデザイン。ニュージーランドの雄大な山々や、オーストラリアとインド洋との深いつながりも視覚的に表現されている。

グラフィックパターンは、オーストラリア出身のシェルニー・サットンと、ニュージーランド出身のフィオナ・コリスという2名のアーティストの手によるもの。ゴールやボールといったサッカーに関する様々な要素もビジュアルに取り入れられている。

adidasが発表する女子ワールドカップの歴代公式球としては、1999年以来9代目。

カタールワールドカップの公式試合球『アル・リフラ』と同様、現代サッカーのスピーディな展開に対応した機能性を備えており、大会使用試合球限定になるが「コネクテッド公式試合球テクノロジー」が引き続き搭載されている。

このテクノロジーにより、正確なボールデータが試合球からVARへとリアルタイムに提供され、より素早く正確な判断とスムーズなゲーム進行をサポート。AI技術を活用し、ボールデータと選手のポジションデータとを組み合わせることで、素早いオフサイド判定などを可能にしている。

2023シーズンの明治安田生命Jリーグでも使用される『オーシャンズ』。

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