現在イングランド・プレミアリーグで大ブレイクしている日本代表MF三笘薫。ブライトンでは先発のポジションを確保し、左サイドから常にチャンスを作り続けている。

先日行われたリヴァプールとのFAカップでは、試合終了間際にクロスをトラップで浮かせてキックフェイント、さらにアウトサイドキックでシュートを決めるという凄い場面を作り出した。

現在多くのクラブが彼を獲得するために動いているとも言われており、夏のマーケットではステップアップも噂されている。

『The Sporting News』でコラムニストを務めているジェイ・ボスロイド氏は以下のように話し、マンチェスター・シティに加入したら…と仮定して分析している。

ジェイ・ボスロイド

「三笘は間違いなくラファエル・レオン(ミラン)やクヴィチャ・クヴァラツケリア(ナポリ)と並ぶポテンシャルがある。残念ながら薫は日本人だから、サッカーの伝統国やヨーロッパの選手のようなレベルで見られることはないけどね。

彼をマンチェスター・シティに入れたらどうなるだろうか。ジョゼップ・グアルディオラにはブライトンよりも遥かに優れた選手が与えられているし、左サイドでは三笘かジャック・グリリッシュのどちらを選ぶかということになるだろう。

ただ、私だったらおそらく三笘を選ぶね。グリリッシュが悪い選手だからというわけではないが、三笘のほうがマンチェスター・シティに合うと思うよ。必要な規律を持っているからね。

彼は川崎フロンターレでそのようにプレーしていた。『誰もチームより重要な者はいない』という日本のスタイルでね。

グリリッシュはアストン・ヴィラではピッチのどこにでも行ってボールを奪い、ボールを持つことができたから、成功できたんだ。シティでは組織の構造を学ぶのに少し苦労している。

三笘はいつもそのような構造の中でプレーしてきて、とても上手になった。彼のような人物が日本のサッカーの型を破ることができる。レアル・ソシエダにいる久保建英についても同じことが言えるね。

『傲慢』という言葉を悪い意味で捉える。それは日本の文化だ。しかしサッカーにおいては傲慢さが必ず必要なんだ。

ピッチを離れたときに礼儀正しく敬意を払うことはとても重要だ。しかしピッチ上では傲慢さが不可欠だ。

一緒にプレーした川辺駿(現グラスホッパー)や三好康児(現アントワープ)も、ヨーロッパに行く可能性がある選手だと分かっていたが、当時の日本にはまだ必要な1対1のコーチングがなかったので、私は彼らを助けようとした。まだまだ先は長いが、良くなってきているよ。

ヨーロッパに行くことになった日本人の選手たちに私が言ったのは、『海外に行って、成功して、戻ってきて、その考え方を日本の選手たちに教えて、恩返しをして欲しい』と。私はそれが見たいんだ」

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もしマンチェスター・シティに行ったら。ジャック・グリリッシュよりもジョゼップ・グアルディオラ監督の戦術に合うのではないか…とのこと。

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