かつてチェルシーで長くプレーしたフランス代表DFウィリアム・ギャラスが、今のチームに苦言を呈したそうだ。
今季新しいオーナーの下で多くの投資を行い、数々の選手を獲得してきたチェルシー。しかしその結果はあまり出ておらず、チャンピオンズリーグ出場権の獲得も難しい状況に。
『Genting Casino』のインタビューに答えたギャラスは以下のように話し、ミハイロ・ムドリクとマルク・ククレジャの資質に疑問を呈したようだ。
ウィリアム・ギャラス
「ムドリクがスタメン起用されない。なぜなんだ?おそらく彼は準備ができていないのか、システムにフィットせず、違ったポジションでプレーしたいのだろう。真実はわからないがね。
だから私は言ってきたんだ。オーナーはお金を使っているが、それはただ金を使うために使っていると。
彼らはどんな選手がこのメンバーに適合するかを全く分かっていない。現時点でムドリクに何が起こっているのかわからないよ。
ククレジャに対してもそうだけど、選手に対して何も言うことはないよ。これはチェルシーについてのもので、選手への非難ではないんだ。
クラブは一人の選手に多額の投資をして、彼はプレミアリーグで最大のクラブの一つに参加することになった。
ただ、普通はそのような選手は代表チームでもプレーしているような存在だ。ククレジャはスペイン代表にも入っていない選手だから、チェルシーは彼にとって大きすぎるのかもしれないし、値する資質がないのかもしれない。
だからこそ、私にとって問題はクラブの方にあると思う。ビッグクラブでプレーする準備ができているクオリティがある選手を買う必要があるんだ。
そのような選手は、あらゆるプレッシャーに対処する能力を持っている。それはシンプルなことだよ。
チェルシーはあまりにも多くの選手を買ってきたが、その中の多くはここで何をしていいのかもわからず、準備ができていないのだ」
選手を批判するというよりは、チームがそのような選手を高額で買ったことに対して苦言を呈したギャラス。
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ムドリクは8850万ポンド(およそ142.1億円)、ククレジャは5800万ポンド(およそ93.1億円)で買われているが、なかなかそれだけの価値を見いだせない状況となっている。