今季、6年ぶりの明治安田生命J1リーグ復帰を果たしたアルビレックス新潟。

開幕からここまで、J2で培ったポゼッション重視のスタイルをJ1でもいかんなく発揮しており、1勝2分の無敗という成績を残している。

そうしたなか、チームのさらなる加速装置として、怪我からの復帰が待たれるのが高木善朗だ。

「高木三兄弟」の次男に当たる攻撃的MFは、今季が新潟での6年目。昨年9月に右膝前十字靭帯を損傷するまでは紛れもなくチームの中心的存在だった。

そこでQolyは先日、復帰に向けて着実に歩みを進める30歳のMFに単独インタビューを敢行!

動画前編では、高木が出場した2009年のU-17ワールドカップや、オランダのユトレヒト時代、小学生の頃にプレーしたあざみ野F.C.や幼馴染である現日本代表DF山根視来のことなどを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。

(取材日:2023年2月2日)

――(前略)小学生の頃、現日本代表の山根視来選手とは家族ぐるみの付き合いだったとうかがいました。山根選手も以前とある記事で、「小さい頃に自分をサッカーにのめり込ませた存在」として高木善朗選手の名前を挙げています。高木選手にとって当時の山根選手はどんな存在はでしたか?

幼馴染みの1個下の弟みたいな感じで、本当にずっと一緒にボールを蹴っていました。あざみ野F.C.に入る前くらいからたぶん公園では一緒にサッカーしていたと思います。

僕の兄(高木俊幸)とミキのお兄さんが1個上で、僕はそこに飛び級してサッカーをやっていたので、3人のチームメイトにミキが遊びに来ているみたいな感じからスタートして。

約束とかもせず公園にいると一緒にボールを蹴っていました。「4人で今日は2対2をしようよ」となれば「じゃあ次男チームと長男チームで」みたいな感じで、親が迎えに来るまでずっとサッカーをしていましたね。